女子大生アナル検査2 平手打ち

女子大生アナル検査2 / 空想地帯 SM官能小説

 そもそも、大人ぶって車で大学に通っていたことからして悔やまれる。
 舞は受験を終えてすぐに自動車学校へ通い始め、大学入学後まもなく免許を取得した。それからは車で通学するようになった。山沿いにある国立大学へ行くには、それまで電車とバスを何度も乗り継がなくてはならなかったが、自動車ならばそんな面倒なことはしなくてもいい。家を出てそのまま大学へと直行できる。そのため舞と同じように自動車で通学している学生も少なくなかった。
 入学祝いとして親に買ってもらった新車のミニ・クーパーは舞のお気に入りだった。
 それなりに大きな会社でそれなりの地位にいる父親にお願いすれば、もっと高価な車だって買い与えてもらえただろうが、舞は自動車に詳しくなかった。ほとんど何も知らないと言っていい。なので、特にこだわりはなかった。
 自動車雑誌をパラパラとめくっていて目に止まったのが、ミニ・クーパーだった。ほぼ直感のみでそれに決めてしまったが、実際に乗っているうちに愛着が出てきた。
 休日は家で読書することの多かった舞だったが、5月の連休時には、運転がしたくてわざわざ遠出して買い物に行った。
 事故を起こしたのはその帰り道でのことだった。
 被害者は生きているうちに舞の視界へ入ることはなかった。舞は、左のバンパーから衝撃を感じ、初めて車道に人がいたことに気が付いた。
 現場は木々に囲まれた一本道だった。衝突まで舞が気付かなかったことから考えて、被害者がいきなり飛び出してきたとしか思えなかった。
 後から分かったことだが、被害者はいわゆる当たり屋だった。過去に六度も交通事故に遭い、そのたびに相当な額の示談金をせしめている。自動車側に責任があるかのように見える飛び出し方くらい、むろん熟知していたことだろう。
 今回は運悪く死んでしまったが、衝突の瞬間まで舞に気取られなかったのだから、当たり屋としての腕前は見事なものだった。
 おそらく舞の家が裕福であることを調べ上げた上で、舞を狙い打ちにしてきたのだろう。だからこれは、不本意な結果に終わったものの、当たり屋にとって生きるか死ぬかのタイミングで飛び出す価値のある大仕事だったのだ。舞はそう思い、裁判でもそう主張した。
 しかし証拠はない。果たしてこれは「仕事」の一環だったのか。それとも当たり屋がたまたま本当の事故に遭ったのか。裁判でも見解の分かれるところだった。被害者の素性だけを見れば誰しも一致した見解を出すだろうが、当たり屋の飛び出すタイミングは絶妙を極めていた。今回ばかりはただの事故かも知れない。裁判官にしてそう思わせるほど自然な「事故」だった。
 事故直後、付近には通り掛かりの中年男がいた。彼は事故の一部始終を目撃しており、舞にとっては自身に過失がないことを証明する助けとなるはずであったが、結果的にはむしろ不利な証言を繰り返す存在となった。これは当たり屋の巧妙な動きばかりでなく、舞の不注意によるところも大きかった。
 舞は事故直後、すぐに救急車を呼ぼうとしたが、震える手でバッグを探っても携帯電話を見付けることが出来なかった。家に忘れてきたのだろうと思った。よりにもよってこんな時にと苛立ちを感じたが、それどころではないと心の中で必死に自分に言い聞かせた。被害者の携帯電話を使えば済む話だったが、動揺の極致に達している状態ではそれに気付くことが出来なかった。
 とにかく被害者を死なせてはならないという思いで頭がいっぱいになり、舞は公衆電話を探すためにその場を離れた。舞が走り出したのは、ちょうど目撃者が駆け寄ってきた時のことだった。舞はそれに気付かなかった。逃げたと言われても仕方のない行動だった。
 結局、当てもなく歩き続けても公衆電話を見つけることが出来ず、舞は疲れ切った身体を引きずって現場へと戻ってきた。すでに何人かの警官が駆け付けていた。現場を離れた時点では夕暮れだったはずだが、戻った時には辺りが真っ暗になっていた。自分ではほんの五分かそこらしか歩き回っていないように思っていたが、実際には三十分以上が経っていた。
 制服を着た警官が真剣な顔をして自分のミニ・クーパーを調べている光景は、ひどく現実感が薄かった。舞がよく視聴する二時間ドラマでも見せられているような気分になった。
 轢き逃げの現行犯として手錠を掛けられた時は、自分の身に起きたことが信じられなかった。
 これは何かの間違いで、すぐに誤解はとけるだろう。そう思っていた。しかし、逃げ出そうとしたわけではないと何度説明しても、警官は冷たい目を向けてくるだけだった。そこでようやく、舞は自分が立たされている状況を理解した。
 不運はさらに続いた。
 警察署に連行されてから、バッグの中にちゃんと携帯電話が入っていたことを知らされたのである。頭に重い衝撃が走った。事故直後、軽いパニック状態に陥っていたせいで、バッグの奥に携帯電話が入り込んでいたことに気付かなかったのだ。必死にそのことを主張したが、誰も信じてはくれなかった。
 犯罪者はみんなそうやって苦しい言い訳を平気でする。そう言われた時のことを、舞は一生忘れられないだろう。刑事の目は、まるで汚物でも見ているかのようだった。まともな人間として見られていないことが、何よりもショックだった。
 取り調べ室は妙に狭かった。ただでさえ動揺していた舞は、耐え難い圧迫感に襲われた。そんな状態の中で、自分の発言は犯罪者の言い訳としてしか受け止められていないのだと悟った時、張り詰めていた糸があっさりと切れてしまった。舞は顔を覆って泣き崩れた。引き返すことの出来ない現実に押し潰されてしまいそうだった。
 刑事たちは、舞の反応を最初から予期していたかのように、全く気にすることなく話を続けた。いくら泣いても、刑事たちから白けた空気が漂ってくるだけだった。これが犯罪者の扱いというものなのだと思い知り、舞は心底から愕然とした。
 裁判が終わるまでに、長い時間が掛かった。自分の身に降り掛かった現実から目を逸らしたかった舞は、一貫して無罪を主張した。退学になっても尚、無罪にさえなれば元の生活に戻れるのだと信じて疑わなかった。
 その結果が実刑判決。
 素直に罪を認めて反省の意を示し、減刑を狙うべきであった。弁護士、両親、友人。それを勧めた者は何人もいた。それでも舞は前科一犯になるのが恐くて、無罪を主張し続けた。警官から犯罪者のような目で見られた時のことが忘れられなかった。あんな思いは二度と御免だった。
 そのうちに友人たちは説得を諦め、面会にも来なくなった。自分たちの言うことを聞かずに実刑への道を進む舞に愛想を尽かしてしまったのだろう。舞が塀の外に出てくる頃には、サークルメンバーたちは社会に出てばらばらになっている。それを考えれば見捨てられるのも道理というものだった。当時の舞にはその理屈が分からず、ただただ悲観に暮れるしかなかった。
 両親でさえも次第に面会の間隔が開いていった。舞の姉の結婚が決まってからは、ぱったりと来なくなった。舞はもう一ヶ月以上も親の顔を見ていなかった。

「結城舞!」
 刑務官の雷鳴のような怒号に舞は我に返った。
 足首を掴んで尻を突き出すという屈辱的な格好のせいで、舞は無意識のうちに過去の記憶へ逃避しようとしていた。しかしそれも、尻に思いっ切り警棒を叩き付けられることによって、一瞬で断ち切られてしまう。
 強烈な痛みに崩れ落ちそうになったが、足首を掴んでいる手に力を入れ、なんとか姿勢を保つ。
「無視を決め込むとはいい度胸だな! 反骨精神を気取ったって、ここじゃあ泣きを入れるまでぶん殴るだけだ! 自分の身体で学習しろ!」
 刑務官は男のような口調で怒声を上げながら、再び舞の尻に警棒を振り下ろした。
「うぐぅっ!」
 尾てい骨にまで響くほどの衝撃に、舞は足を震えさせた。自分の人権などいっさい考慮に入れられていないことを、痛みによって思い知らされる。
 刑務官は、舞の尻たぶを掴み、無慈悲に割り開いた。
 股間に外気を感じて舞は目を見開いた。
 刑務官はゴム手袋をしているようだった。肌に引っ掛かる独特で不快な感触がする。掴まれている部分に怖気が走った。
「う、ううぅ」
 広げられた秘裂に視線を浴びせられ、全身が熱くなった。
「オマンコは使い込んでいないようだが、ひょっとしてバージンか?」
「…………」
 あまりにも配慮に欠けた質問に呆然となってしまう。
「さっさと答えろ!」
「そ、そうです」
 怒鳴り声に怯え、舞は震えながら言葉を返した。本当ならばもちろん黙秘を貫きたいところだが、また尻を打たれるのだけは避けたかった。暴力などほとんど受けたことのない舞にとって、強烈な尻打ちは耐え難いものだった。
「バージンか。人をひとりブチ殺すような凶悪犯のくせに、男の味も知らないのか?」
「そんな、私……」
「口答えするな!」
「うぐっ!」
 腫れ上がった尻を平手で叩かれた。それだけで飛び上がりそうになるくらいの鋭い痛みが走る。数度の打擲で尻肌は赤く腫れ上がり、刺激に対して敏感になっているのだった。
「す、すみませんでした」
 悪くもないのに謝ってしまう自分が情けなくて、舞の目から涙が零れ出る。
 刑務官は、舞の尻肉を外側に引っ張りながら罵倒した。
「この人殺しが! お前に反論する権利なんて一切認められてないんだよ!」
「は、はい」
 彼女たちのような人種には何を言っても無駄なのかもしれない、と舞は思った。言葉の内容など関係なく、ただ自分の意に添わないことを口にしているのが許せないのだ。そして、気に食わない相手に対しては、どこまでも非情になれる。それが絶対的優位に立った時の人間が見せる本質……。これまでの取り調べや裁判などで、そんな現実を何度突き付けられてきたか分からない。
「では身体検査を続ける。そのまま動くなよ」
「はい」
 秘唇に刑務官の指が触れてきても、舞は足首を掴んだまま耐えた。
「う、うくっ」
 愛撫しているかのように陰唇を擦られると、どうしようもなく股間が疼いてくる。
 逮捕されてから常に監視され、拘置所ではずっと自慰をすることができず過ごしてきた舞の身体は、わずかな刺激にも反応してしまうようになっていた。
「はぁ、ああぁ」
 刑務官の指がクリトリスに触れ、舞は全身をブルッと震えさせた。
「何を感じてるんだ! これは検査なんだぞ!」
「す、すみません」
 刑務官に怒鳴り付けられ、舞は必要以上に萎縮した。消え入りたいほどの恥ずかしさがそうさせるのだった。
 嫌がらせのつもりなのか、執拗に秘処をまさぐられているが、それでも身体検査であることは確かだ。なのに官能を得てしまう身体。自分が軽蔑すべき浅ましい存在であるかのように思えてきた。
「次は中を調べる」
「あ、あうっ!」
 膣口にいきなり指が潜り込んできた。まだ指先がほんのわずかに入っているだけだが、舞は、心臓が凍り付くかのような衝撃を受けた。なにしろ膣穴に異物の侵入を許すなんて初めてのことなのだ。自分の指すら入れたことはない。膣口が人差し指ひとつ分まで広がっている未知の感覚に、舞は動揺のあまり尻を揺すった。
「動くな! 検査を邪魔する気か!」
「で、でも、ああぁ、でもっ」
 さすがに舞もこれには黙っていることができなかった。まだ誰にも許したことのない処女の源泉を同性の指で突き破られてしまってはたまらない。
 刑務官の指から逃れようと、舞は尻を突き出したまま腰をよじったが、たちまち刑務官の平手打ちが尻肌に飛んだ。
「くうっ!」
「懲役囚の分際で恥じらっているんじゃない! まだ尻を叩かれたいのか!?」
 それを言われては反抗する気もたちまち消え失せてしまう。尻肌はまだヒリヒリと痛んでいた。ここに再び打擲を加えられては、尻を突き出す体勢が崩れてしまうかも知れない。そうなると、更なる罰が加えられるだろう。想像するだけでも恐ろしかった。
「す、すみませんでした」
 刑務官の怒りを買う訳にはいかない。ここは引き下がらざるを得なかった。
 舞が観念したと見るや、刑務官はさらに指を膣穴に沈めていった。
「はぁ、はうぅ」
 先ほど秘唇や淫核を軽く弄られたが、それだけで膣内は充分に潤っているようだった。そのせいで、ゴム手袋は大した抵抗もなく膣内に侵入してくる。
 人差し指がすっぽりと埋まり、指の付け根が股間にぶつかると、舞は反射的に下半身を強張らせた。膣穴が窄まって刑務官の指を食い締める。  途端、舞は鋭い痛みに襲われた。
「い、痛っ、痛いっ!」
 女刑務官の小さな人差し指でも、今まで閉じていた膣肉を無理やり押し広げられると、粘膜を引き裂かれたかのような痛みが走った。
「少しくらい我慢しろ!」
 刑務官は指を回しながら引き抜いていった。痛みはますます大きくなる。膣肉も一緒に引きずられているような錯覚がした。
「痛いっ!」
「身体に力を入れるから余計に痛くなるんだ!」
 指が完全に抜かれると尻を叩かれた。
「うぅ……うく……」
 全く気遣いのない扱いに、止め処なく涙が溢れてくる。
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