新入部員いじめ1 お尻を突き出す
当時、私はソフトボール部の2年生だった。
その年は、県内にある他校のソフトボール部2つが不祥事で潰れてしまい、ソフトボールを志す新1年生が、私の通っている学校に集中した。ソフトボールに力を入れている学校なんて限られてくるので、新入部員は、例年の4倍である60人にまで膨れ上がってしまった。2年生と3年生はちょうど各10人なので、すべて合わせると80人にもなる。
元々それだけの人数がいる部なら何の問題もないのだろうが、これまで多くても40人前後にしかならなかった我がソフトボール部は、体験入部が始まった日から、私たち上級生すらもまともに練習ができなくなってしまった。
このままでは非常に困ることになるのは明白だった。けれど、顧問の先生は、平等性を極度に重んじるタイプで、新入部員たちを除け者にすることなく、普通に練習に参加させていくつもりである旨をはっきりと口にした。
大量の新入部員をグラウンドに入れず、延々と学校の周りを走らせたり、筋トレをさせ続けたりするのなら、まだどうにかなったかもしれないが、そうでないのなら、私たち上級生には迷惑極まりないことだ。
そこで、私たち上級生は、新入部員らが自分から退部を申し出るよう促すことにした。もちろん、そう簡単に退部してくれるはずはない。彼女たちは、子供の頃からソフトボールで泥と汗にまみれ、高校で花開くことを夢見て入学してきたのだ。だから、自主的に退部してもらうためには、少々強引なことも必要だった。
後になってからよく考えてみると、常軌を逸してたのではないかと思えるような所業だったかもしれない。しかし、私も含めた当時の上級生は、かなりの危機感を抱いていて、今までの環境を守るためにはこうするしかない、と本気で思い込んでいたのだ。
悪いのは、部の都合を考えずに大挙して入部してきた1年生たちだ。そう思ってさえいた。
体験入部期間の最終日。
部活が終わり、顧問の先生が帰宅すると、私たち上級生は、1年生を連れて第二体育館に移動した。バレー部とバスケ部が引き上げて無人の暗闇になっていた第二体育館に入り、消したばかりであろう照明を再び点ける。
何も知らないでここに来た新入部員たちは、みんな不安げな顔をしていた。上級生が自分たちを歓迎していないことは、体験入部期間中の態度から、充分に感じ取っていただろうが、数え切れないくらい金属バットをお尻に叩き付けられることになるとは、さすがに思っていなかっただろう。
キャプテンは、新入部員を壁際に並ばせて、部員としての心構えを訓示した。根気がないと練習に付いていけなくなるとか、そんなようなことを言っていたのだったか。
そして、上級生のスイングがどれほど速くて鋭いかを身体に教えてあげるから、全員ジャージとブルマを下ろして尻を突き出せ、とキャプテンは言った。
新入部員の大半は、下手な冗談だとでも思ったらしく、反応に困っていたようだったが、やがて上級生が誰も笑っていないことに気付くと、表情を引きつらせた。
中学でソフトボールをやってきた子なら、ビンタやケツバットくらいの経験はあるかもしれないが、いくらなんでも、下半身を丸出しにさせられたことはないはず。生尻にバットを受けた経験も。
「嫌なら辞めろ!」
戸惑う1年生たちにキャプテンが怒鳴り付けた。この台詞は、これからの数時間のうちに上級生が何百回も繰り返すことになる。
何度も罵声を浴びせられながら、新入部員はジャージを下ろし、ブルマを下ろし、下着を下ろした。それから、壁に手を付き、尻を突き出した。
私たち上級生は、それぞれ手分けして、1年生の姿勢に文句を付けた。頭の位置が高い。背中が丸くなっている。尻が低い。足が閉じている。とにかく色んなことを大声で指摘した。
体育館中に鳴り響き続けた上級生の怒声が止んだのは、5分くらいしてからのことだ。
1年生たちは、背中の角度を床とほぼ水平にして尻を突き出し、膝付近に引っ掛けたままのブルマと下着が伸びきるくらいに両足を広げていた。
後ろから見ている私たち上級生には、1年生の股間が丸見えだった。
その年は、県内にある他校のソフトボール部2つが不祥事で潰れてしまい、ソフトボールを志す新1年生が、私の通っている学校に集中した。ソフトボールに力を入れている学校なんて限られてくるので、新入部員は、例年の4倍である60人にまで膨れ上がってしまった。2年生と3年生はちょうど各10人なので、すべて合わせると80人にもなる。
元々それだけの人数がいる部なら何の問題もないのだろうが、これまで多くても40人前後にしかならなかった我がソフトボール部は、体験入部が始まった日から、私たち上級生すらもまともに練習ができなくなってしまった。
このままでは非常に困ることになるのは明白だった。けれど、顧問の先生は、平等性を極度に重んじるタイプで、新入部員たちを除け者にすることなく、普通に練習に参加させていくつもりである旨をはっきりと口にした。
大量の新入部員をグラウンドに入れず、延々と学校の周りを走らせたり、筋トレをさせ続けたりするのなら、まだどうにかなったかもしれないが、そうでないのなら、私たち上級生には迷惑極まりないことだ。
そこで、私たち上級生は、新入部員らが自分から退部を申し出るよう促すことにした。もちろん、そう簡単に退部してくれるはずはない。彼女たちは、子供の頃からソフトボールで泥と汗にまみれ、高校で花開くことを夢見て入学してきたのだ。だから、自主的に退部してもらうためには、少々強引なことも必要だった。
後になってからよく考えてみると、常軌を逸してたのではないかと思えるような所業だったかもしれない。しかし、私も含めた当時の上級生は、かなりの危機感を抱いていて、今までの環境を守るためにはこうするしかない、と本気で思い込んでいたのだ。
悪いのは、部の都合を考えずに大挙して入部してきた1年生たちだ。そう思ってさえいた。
体験入部期間の最終日。
部活が終わり、顧問の先生が帰宅すると、私たち上級生は、1年生を連れて第二体育館に移動した。バレー部とバスケ部が引き上げて無人の暗闇になっていた第二体育館に入り、消したばかりであろう照明を再び点ける。
何も知らないでここに来た新入部員たちは、みんな不安げな顔をしていた。上級生が自分たちを歓迎していないことは、体験入部期間中の態度から、充分に感じ取っていただろうが、数え切れないくらい金属バットをお尻に叩き付けられることになるとは、さすがに思っていなかっただろう。
キャプテンは、新入部員を壁際に並ばせて、部員としての心構えを訓示した。根気がないと練習に付いていけなくなるとか、そんなようなことを言っていたのだったか。
そして、上級生のスイングがどれほど速くて鋭いかを身体に教えてあげるから、全員ジャージとブルマを下ろして尻を突き出せ、とキャプテンは言った。
新入部員の大半は、下手な冗談だとでも思ったらしく、反応に困っていたようだったが、やがて上級生が誰も笑っていないことに気付くと、表情を引きつらせた。
中学でソフトボールをやってきた子なら、ビンタやケツバットくらいの経験はあるかもしれないが、いくらなんでも、下半身を丸出しにさせられたことはないはず。生尻にバットを受けた経験も。
「嫌なら辞めろ!」
戸惑う1年生たちにキャプテンが怒鳴り付けた。この台詞は、これからの数時間のうちに上級生が何百回も繰り返すことになる。
何度も罵声を浴びせられながら、新入部員はジャージを下ろし、ブルマを下ろし、下着を下ろした。それから、壁に手を付き、尻を突き出した。
私たち上級生は、それぞれ手分けして、1年生の姿勢に文句を付けた。頭の位置が高い。背中が丸くなっている。尻が低い。足が閉じている。とにかく色んなことを大声で指摘した。
体育館中に鳴り響き続けた上級生の怒声が止んだのは、5分くらいしてからのことだ。
1年生たちは、背中の角度を床とほぼ水平にして尻を突き出し、膝付近に引っ掛けたままのブルマと下着が伸びきるくらいに両足を広げていた。
後ろから見ている私たち上級生には、1年生の股間が丸見えだった。
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