全校集会でお喋りをして罰を受ける1

 毎週の月曜朝に行われる全校集会は、ひたすらに退屈だった。突っ立って先生の話を聞くだけなのだから、全くの苦痛でしかない。だからまあ、ひそひそと話をする子が出てくるのは当然のことだった。これまでは、だからといって別にどうなるもんでもなかったけれど、今日は藤宮先生の機嫌が悪かった。
 全校集会が終わった直後、私のクラスである2年C組だけが体育館に残るよう、藤宮先生は言った。言ったというか、怒鳴り付けたという感じだ。かなり怒っているようだった。ヒステリーな中年の女教師。それが藤宮先生だった。

 私は一言も喋っていなかったし、同じように喋っていなかった子の方がはるかに多かったけれど、C組の生徒が全員残された。
 そのことについて抗議をしようとする子は誰もいなかった。そんなことをしても意味はないのだ。
 連帯責任。藤宮先生はそう言うに決まっている。
 あまりにも理不尽な理屈だけれど、ただの生徒でしかない私たちが先生に逆らうことなんてできるはずはない。他の学校はどうだか知らないが、私の通っている中高一貫の女子校においては、教師の命令は絶対なのだ。中には藤宮先生のように、感情の赴くままに生徒に手を上げる教師もいる。でも逆らえない。
 中等部では特にそうした傾向が強かった。そして私は中等部の生徒であり、藤宮先生は中等部の教師なのだった。

 C組の生徒34人は、体育館の壁際に整列させられた。みんな、壁の方を向いて立っていた。藤宮先生に明言された訳ではないけれど、前例から言って、これからお尻叩きが始まるのは明らかだった。
 藤宮先生とC組の生徒を除いて、残っているのは教師も生徒も誰もいないようだった。体育館の中は静まり返っている。
 藤宮先生は、しばらく私たちを立たせたまま黙っていたが、いきなり大声を上げた。
「壁に手を付け!」
 後ろで発生した突然の大声に、生徒の何人かは飛び上がりそうに身体をびくっと震わせた。私も思わず肩を上下させてしまった。
 普通の中学生にとって、大人に怒鳴り付けられるというのはそれだけで恐ろしいものだ。ましてや私たちは真面目な生徒ばかりなのだから、余計にそうだろう。全校集会中に喋っていた当の本人たちにしたって、別に彼女らが不良であるというわけじゃない。ただ少し気が緩んでいただけだ。
 だからそうまでして私たちを脅かす必要なんて全くないと思うのだけれど、この罰はまあ、生徒を想って実行されるわけではないのだ。ただ藤宮先生の癇に障ったから。それだけ。ただの私的制裁。みんな分かっていることだ。だけど私たちは大人しくお尻を差し出すしかない。

 C組の生徒34人は体育館の壁に手を着いた。
「もっと尻を突き出して!」
 理不尽な要求に私たちは黙って従う。斜めになっている背中を水平に近付け、両足を一歩分ほど後ろに引く。
 しかし藤宮先生は満足していないようだった。
「上半身を倒しなさい! ほら、早く! 足ももっと開く!」
 私たちは隣の子と目を合わせてから、さらに腰を曲げた。背中の角度がほとんど水平になる。
 横髪が垂れてきたので、耳の上に掻き上げたかったけれど、壁から手を離したら何を言われるのか分からないから、仕方なく我慢する。
 足は肩幅の倍くらいは開いていた。もう完全に降参のポーズだ。見方によってはエロいかもしれない。

全校集会でお喋りをして罰を受ける2

 藤宮先生は、黒板に書く時に使う巨大な定規を持ち出し、それで私たちのお尻を叩いていった。
 私たちは、叩かれる前に「お願いします!」と言わされ、叩かれた後は「ありがとうございます!」と言わされた。
 全く意味の分からないことだ。痛い目に遭わされてなぜお礼を言わなければならないのか。大半の子はそもそもお喋りをしていなかったのに……。

 隣の子がお尻を叩かれ、藤宮先生が私の後ろに来た気配がしたので、私は、お尻を突き出した姿勢のまま、「お願いします!」と言った。
 直後、鋭い痛みが私のお尻に走った。
 同時に、バチン、と大きな音が体育館に響き渡る。その音は、体育館の端から端までしっかりと届いているだろう。あまりに大きな音なので、締め切っている体育館の外にまで漏れていたとしても不思議ではない。
 巨大定規は、持つと手にずっしりとくるくらいには重い。そんなので叩かれるのだから、痛みも相当なものになる。スカートの上から叩かれたに過ぎないのだが、お尻の皮膚が裂けたのではないかと錯覚するほどの激痛がした。
 お尻に手を当てたい欲求を必死にこらえながら、私は「ありがとうございました!」と言った。痛みのせいで少し声が上擦ってしまったかもしれない。
 本当にこんな痛みを他の子も耐えているのかはちょっと疑問だ。私だけ特別強く叩かれているような気がしてならない。まあ、思い込みに過ぎないことは分かっているけれど、それでも疑ってしまう。
 しかし他の子もかなりの激痛に曝されているようで、私の次の子なんかは、叩かれた後に背中を仰け反らせていた。それから慌ててお礼を言ったので、なんとか追加の罰は免れたけれど、他の何人かはお礼が遅れて、余計にお尻を叩かれていた。
 叩かれた後は、スカートの上からでもお尻をさすりたいところだけど、藤宮先生はそれを許さず、私たちは全員の罰が終わるまで壁に手を着いたままの姿勢を強いられた。

 34人全員が一発ずつ叩かれた後、藤宮先生は、最初に叩かれた子の後ろに戻った。
 まさかまた全員に一発ずつ叩いていくのかと私は困惑したが、どうやらそうではないようだった。
「喋っていた馬鹿どもは追加でもう一回!」
 と藤宮先生は言った。
 これから叩かれるのは、連帯責任の原因となった子たちらしい。

 私は別に彼女らを恨んではいない。そもそも連帯責任が間違っていると思っているから。
 けれど、そうは思わない子も中にはいる。連帯責任で自分のお尻が叩かれるのは、喋っている子がいたせいだ。そう思う子もいるのだ。
 だから、たぶん、壁に手を着いてお尻を突き出している34人の中には、追加の罰を喜んでいる子もいるはずだ。もっとやれ、と思っている子だっているに違いない。

 そういう思念を受けてというわけではないだろうが、藤宮先生は、巨大定規でスカートを捲り上げてからお尻を叩いていった。
 下着の上からの罰は私も過去に受けたことがある。その時は、スカートの防御性能を思い知ったものだ。あれ一枚があるかないかだけでお尻の痛みは大違いだった。
「お尻が下がってる!」
 藤宮先生は怒鳴り声を上げた。
 怒鳴られた子は、おそらく、パンツを丸出しにされて恥ずかしくなり、無意識のうちに膝が曲がってしまっていたのだ。私も経験したことがあるので、気持ちは分かる。

 藤宮先生が巨大定規を振り下ろすと、スカートの上からの時とは明らかに違う音が響いた。まるで肌に直接叩き付けているかのような音だった。
 喋っていなかった大半の子たちは、壁に手を着いてお尻を突き出した姿勢のまま、その音を聞いていた。
 追加の罰もひとり一発ずつだったようで、一回音が鳴ると、少し間が空いた。
 計五発の甲高い音が体育館に響いてから、C組34人は、ようやく壁から手を離すことを許された。

「反省できた者から教室に戻りなさい」
 藤宮先生にそう言われて、私たち34人は、ぞろぞろと体育館の出口に向かった。
 喋っていなかった29人は、強烈な痛みだったとはいえ、スカートの上から一発叩かれただけだったし、ちょっと時間も経っているので、普通に歩くことができた。
 だけど、罰の原因となった5人は、スカートの上からと下着の上からの合計二発を受けていて、しかも二発目はついさっきのことなので、歩き方がぎこちなかった。お尻と下着が擦れて痛いのだ。顔を顰め、何度も立ち止まり、お尻に手を当てたりして、半泣きになりながら体育館を出て行く。

 私は、体育館を出る直前に、ふと藤宮先生を見た。
 藤宮先生は、おっかなびっくり歩いている5人を眺めて、満足げに頬を緩めていた。私の視線に気付くと、慌てて目を逸らし、真面目な表情を作った。
 先生のストレスが解消されたようでなによりです、と私は心の中で皮肉った。

新入部員いじめ1 お尻を突き出す

 当時、私はソフトボール部の2年生だった。
 その年は、県内にある他校のソフトボール部2つが不祥事で潰れてしまい、ソフトボールを志す新1年生が、私の通っている学校に集中した。ソフトボールに力を入れている学校なんて限られてくるので、新入部員は、例年の4倍である60人にまで膨れ上がってしまった。2年生と3年生はちょうど各10人なので、すべて合わせると80人にもなる。
 元々それだけの人数がいる部なら何の問題もないのだろうが、これまで多くても40人前後にしかならなかった我がソフトボール部は、体験入部が始まった日から、私たち上級生すらもまともに練習ができなくなってしまった。
 このままでは非常に困ることになるのは明白だった。けれど、顧問の先生は、平等性を極度に重んじるタイプで、新入部員たちを除け者にすることなく、普通に練習に参加させていくつもりである旨をはっきりと口にした。
 大量の新入部員をグラウンドに入れず、延々と学校の周りを走らせたり、筋トレをさせ続けたりするのなら、まだどうにかなったかもしれないが、そうでないのなら、私たち上級生には迷惑極まりないことだ。
 そこで、私たち上級生は、新入部員らが自分から退部を申し出るよう促すことにした。もちろん、そう簡単に退部してくれるはずはない。彼女たちは、子供の頃からソフトボールで泥と汗にまみれ、高校で花開くことを夢見て入学してきたのだ。だから、自主的に退部してもらうためには、少々強引なことも必要だった。
 後になってからよく考えてみると、常軌を逸してたのではないかと思えるような所業だったかもしれない。しかし、私も含めた当時の上級生は、かなりの危機感を抱いていて、今までの環境を守るためにはこうするしかない、と本気で思い込んでいたのだ。
 悪いのは、部の都合を考えずに大挙して入部してきた1年生たちだ。そう思ってさえいた。

 体験入部期間の最終日。
 部活が終わり、顧問の先生が帰宅すると、私たち上級生は、1年生を連れて第二体育館に移動した。バレー部とバスケ部が引き上げて無人の暗闇になっていた第二体育館に入り、消したばかりであろう照明を再び点ける。
 何も知らないでここに来た新入部員たちは、みんな不安げな顔をしていた。上級生が自分たちを歓迎していないことは、体験入部期間中の態度から、充分に感じ取っていただろうが、数え切れないくらい金属バットをお尻に叩き付けられることになるとは、さすがに思っていなかっただろう。

 キャプテンは、新入部員を壁際に並ばせて、部員としての心構えを訓示した。根気がないと練習に付いていけなくなるとか、そんなようなことを言っていたのだったか。
 そして、上級生のスイングがどれほど速くて鋭いかを身体に教えてあげるから、全員ジャージとブルマを下ろして尻を突き出せ、とキャプテンは言った。
 新入部員の大半は、下手な冗談だとでも思ったらしく、反応に困っていたようだったが、やがて上級生が誰も笑っていないことに気付くと、表情を引きつらせた。
 中学でソフトボールをやってきた子なら、ビンタやケツバットくらいの経験はあるかもしれないが、いくらなんでも、下半身を丸出しにさせられたことはないはず。生尻にバットを受けた経験も。
「嫌なら辞めろ!」
 戸惑う1年生たちにキャプテンが怒鳴り付けた。この台詞は、これからの数時間のうちに上級生が何百回も繰り返すことになる。

 何度も罵声を浴びせられながら、新入部員はジャージを下ろし、ブルマを下ろし、下着を下ろした。それから、壁に手を付き、尻を突き出した。
 私たち上級生は、それぞれ手分けして、1年生の姿勢に文句を付けた。頭の位置が高い。背中が丸くなっている。尻が低い。足が閉じている。とにかく色んなことを大声で指摘した。
 体育館中に鳴り響き続けた上級生の怒声が止んだのは、5分くらいしてからのことだ。
 1年生たちは、背中の角度を床とほぼ水平にして尻を突き出し、膝付近に引っ掛けたままのブルマと下着が伸びきるくらいに両足を広げていた。
 後ろから見ている私たち上級生には、1年生の股間が丸見えだった。

新入部員いじめ2 強烈なケツバット

 ずらりと並んだ1年生の股間を私は眺めた。
 性器は人それぞれだ。別物であるかのように差がある。
 小陰唇の大きな子は、おおよそ形が左右非対称で、全体的な見た目も総じて醜かった。このうえ陰毛が濃かったりすると、不潔な印象も強くなる。
 逆に、小陰唇があまり発達していない子は、形が単純である分、左右対称に近く、綺麗に見える。陰毛が薄ければ尚更だ。

 股間の形状と顔の可愛らしさは、あまり関係がないらしい。ずらりと並んだ40人の股間を見て私はそう思った。
 けれど、陰唇が鮮やかな子は、お尻の肌が綺麗な確率も高いように感じた。お尻に出来物がいくつもあったり妙な色素付着があったりする子は、小陰唇が大きく飛び出ているケースが多いように思える。
 まあ、なんとなくそう思っただけで、記録を取って検証したわけではないので、正確なところは分からないけれど。

 どこからか、チーズ臭が漂ってきたような気がした。そんなに強い臭いがしたわけではないので、ひょっとしたら気のせいだったかもしれない。
 しかし、1年生たちは事前にシャワーを浴びているわけではない。あまり股間を洗わない子なら、こうして尻を突き出して股を開いていれば、ある程度の臭いがしても不思議ではないだろう。

 お尻の大きさは、どの子もだいたい体格相応だったが、たまに、普段の印象よりもお尻の大きな子がいた。というか、そういう子は、下半身そのものが大きめだ。下半身太りというやつかもしれない。割りと可愛い子のお尻が思ったよりも大きかったりして、少し驚かされることもあった。
 とはいえ、大半の子は、お尻も太ももも貧相そのものだ。つい最近まで中学生だったのだから、当然ではある。いくら食べても、毎日体力の限界まで練習していると、自然と痩せ気味になってしまうのだ。高校2年生の私にしても、似たようなものだ。

 キャプテンは、自慢のスイングを1年生ひとりひとりに披露していった。私の見た限り、全く手加減をしている様子はなかった。一発ごとに、重みのある衝撃音が体育館に鳴り渡った。
 フルスイングでバットをお尻に叩き込まれた1年生は、半分くらいが床に崩れ落ち、お尻を手で押さえた。
 キャプテンはそれを許さず、壁に手を付いての尻出し姿勢を再び強要した。叩かれる前も、叩かれた後も、1年生はお尻を突き出していなければならないのだ。
 生尻へのケツバットを受けて倒れなかった1年生も、ほぼ全員が、痛みに耐えかねて顔を上げたり、背中を反らしたりしていた。当然、キャプテンから罵声が受け、慌てて姿勢を戻すことになった。

 キャプテンが1年生のお尻にひとり一発ずつ強烈なケツバットをお見舞いし終わっても、この壮大なスパンキングショーはまだ終わらなかった。というか、これが始まりみたいなものだった。
 キャプテンに続き、他の3年生たちが、バットを持って1年生たちの後ろに陣取った。
 壁に手をついてお尻を突き出したまま肩越しに振り返った1年生たちは、事態を悟り、怯えた表情になった。すでに涙を流している子もいる。
 3年生たちは、1年生に怒号を浴びせ掛けながら、容赦なくバットを振るい始めた。さっきまでは、キャプテンだけがスパンキングを行っていたので、音は一発ずつしか鳴らなかったが、今度はあちこちで衝撃音が発生していた。
 一発一発の音量は、キャプテンが放っていた音よりずいぶんと小さかったが、それは3年生たちが力をセーブしているからに他ならない。もちろん慈悲のためじゃない。連続で叩くためだ。
 3年生たちは、一発叩いた後も、さらにバットを構え、スイングしていた。何本ものバットが空気を切り裂いて、1年生のお尻に叩き付けられていく。
 ひとりに10発前後を叩き込むと、3年生は次の子のお尻に狙いを定める。順番なんて適当だ。目に付いたお尻の前で足を止めて、バットを構える。そして叩き込む。満足したらまた次のお尻へ。
 3年生よりも1年生の方が圧倒的に数が多いので、ただお尻を突き出しているだけでほとんど叩かれることのない幸運な1年生も居た。しかし逆に、3年生が離れたと思ったらすぐにまた別の3年生にバットを叩き込まれる子も居た。このへんは完全に運次第だ。

 3年生たちの体力が尽きてくると、私たち2年生の出番だ。
 入れ替わる際に私は3年生のひとりからバットを受け取った。

新入部員いじめ3 お尻叩きを愉しむ上級生

 3年生はおおむねスパンキングを楽しんでいたようだったけれど、私たち2年生は、楽しんでいる人とそうでない人で半々くらいだった。表情を見れば一目瞭然。ほくそ笑んでいる人と、渋い顔をしている人。綺麗に分かれている。
 どちらかというと、私は楽しんでいない派だ。
 私たち2年生も、ほんの数週間前までは1年生だったわけで、上級生から叩かれる側だったのだ。お尻を晒して叩かれるのが、どれだけ恥ずかしくて痛くて辛いことか、身を持って知っている。それを、入ってきたばかりの新1年生に強要するだなんて、胸が痛む。
 普通に考えればそうなるんじゃないかと私は思うのだが、しかし残念ながら、どうやら2年生の中でも半分は違うらしい。
 まあ、楽しんでいる派と楽しんでいない派の顔を見ていると、納得できるメンツではある。楽しんでいる派は、これまでの部活でも、先輩に対する陰口をよくしていたり、同級生のミスに厳しい態度を取ったり、様々な状況で我の強さを発揮していた人ばかりだ。対する楽しんでいない派は、先輩の悪口を言うことはあっても、そんなにあることではないし、その内容も控え目で、他人を悪く言うことに抵抗を覚えるようなタイプが多い。結局のところ、後輩に対する態度は、各々の性格が如実に表れているということだろう。
 だとするならば、3年生はほとんどが性格に問題があるということになってしまうけれど、まあ、実際そんな感じかもしれない。

 なんにしろ、いくら望んでいなくても、2年生は、後輩のお尻を金属バットで叩かなければならない。拒否などしようものなら、3年生に何をされるか分からない。最悪の場合、1年生の横で私もブルマとパンツを下ろしてお尻を突き出さなくてはならなくなるかもしれない。だからこれは仕方のないことなのだ。
 私は心の中でそう言い訳をしながら、1年生たちの背後に立ち、バットを構えた。

 目の前には、1年生たちのお尻が並んでいた。
 無残な光景だった。
 1年生たちは、壁に手を付いて、赤く腫れ上がったお尻を突き出している。泣きながらか、泣くのを我慢しながら。手足を震えさせている子も多くいる。肩を震わせて嗚咽を漏らしている子さえいる。
 どのお尻も、真っ赤に腫れ上がっていた。ちょっと赤くなっているとか、そんな程度では全くない。純粋な赤色じゃないにしろ、いくら叩いてもこれ以上は赤くならないだろうと思うくらいには、赤い。充血しきっている。
 全体的に小柄で細身の1年生たちには不自然なほど、彼女らのお尻は大きかった。もちろんそれは、叩かれて腫れ上がったせいだ。普段よりも何割か大きくなっているであろう尻たぶは、刺激に対して極めて脆弱になっているはず。ちょっと触っただけでも鋭い痛みが走ることだろう。
 しかも中には、太ももまで腫れている子もいた。3年生が叩いているのを見ていた時は気付かなかったが、どうやら太ももを叩かれた子が何人かいたらしい。3年生の誰かが狙いを外してしまったのだろうか。あるいは、わざと太ももにバットを叩き付けたのかもしれない。それまで叩かれていなかった1年生は、初めて太ももを叩かれた時、きっと驚き、大きなリアクションを取っただろう。もし3年生がわざとやったのなら、それを見て笑ったに違いない。

 私は1年生たちを気の毒に思ったが、私の隣に陣取っている同級生は、1年生たちを嘲笑い、煽り立てていた。
 聞くに堪えない言葉の数々だったが、例を挙げると、「お尻の穴の近くにホクロがあるよー? 知ってたー?」とか、「ほらほら、もっとお尻を突き出して! あんたは1年で一番のケツデカなんだから、少しは根性見せな!」などである。
 彼女は、そういった非道な言葉を浴びせながら、1年生のお尻をぺちぺちと平手で叩いていた。力は全然篭もっていなかっただろうが、しかし、腫れ上がったお尻には耐え難い刺激だったらしく、その1年生は、飛び上がりそうなくらいに全身をびくんと震わせた。
 するとさらに罵倒されるのだ。
「なに勝手に動いてんの!」
 そう言われて、1年生は泣き声で謝罪していた。

 いい加減にしてよ、と思いながらも、私は彼女を止めたりはしなかった。そんなことをしたら3年生に目を付けられるのは分かりきっていた。
 だから溜息をつくだけに留めたのだけれど、彼女はそれに気付き、しかも気に障ったらしく、「なんか文句あんの?」と私に言ってきた。
 私は「別に……」と言って、彼女から目を逸らした。
 その後も、横目で見る限り、こっちを睨んでいるようだったが、私は気付いていない振りをした。

「2年生、そろそろ始めていいよ!」
 キャプテンが言うと、私たち2年生は、一斉にバットを振り下ろした。
 私も、眼前のお尻にバットを叩き付けた。全力を出したわけではないが、殊更に力を抜いたりもしなかった。少なくとも3年生が不満を覚えたりしないよう、ちゃんとした衝撃音が鳴るように、しっかりとバットを振り切ったのだった。

新入部員いじめ4 腫れ上がったお尻

 金属バットを1年生のお尻に叩き付けると、私の手に、重い感触が伝わってきた。練習の一環として前に何度かタイヤを打ったことがあるけれど、その時の感じに近かった。人間の身体なんて、タイヤに比べれば柔らかく脆いものだと思うが、1年生がしっかりと踏ん張っているせいか、それなりの反動が返ってくる。
 私は素早く構え直して、またすぐにバットを振った。そうしないと、3年生に何を言われるか分からないのだ。
 インパクトの瞬間、衝撃音が鳴った。体育館の端から端まで届くくらいの、大きな音だ。
 生尻へのケツバットに相当な威力があることは、音だけを聞いても分かることだが、痛々しく腫れ上がっている1年生のお尻は、その凄まじさをさらに分かりやすく教えてくれた。

 1年生たちは、どれだけ叩かれてもお尻を突き出し続けていた。見ているのも辛いような光景だった。
 本当にこんなことをしていていいのか、と私はわずかに躊躇したが、すぐに思い直した。こうするより他はない。限られた練習場所を、大勢の1年生で埋め尽くすわけにはいかない。少なくとも1年生の半分は追い出さなければならない。だから、これは仕方のないこと。そう自分に言い聞かせながら、バットを振る。

 1年生たちの心中は様々だったろう。どんな目に遭ってもこの女子ソフトボール部にしがみつこうと決意している子もいれば、すでに退部を心に決めている子もいただろう。
 辞めるにしても、この場で退部を宣言して立ち去るなんてできるはずはなく、とにかくも今日だけはこのまま乗り切るしかない。
 こんなことになるのなら最初から入部しなければ良かった、と後悔に身を切られながら必死にお尻を差し出している子もたくさんいるのだと思うと、私は、何とも言えない気持ちになった。

 しかし、一方で、別の感情も湧き上がってきた。
 泣きながらお尻叩きを受けている1年生たち。怒鳴り付けられ慌てて体勢を立て直す1年生たち。理不尽に黙って耐えるしかない1年生たち。
 叩く側から彼女たちを見ていると、心の奥底から愉悦が込み上げてくるのを抑えられなかった。支配する側の優越感、というやつだろうか。
 一方的な罵倒や一方的な暴力は、恥さえ感じなければ、とても甘美なことだった。快感と言っても良いかもしれない。唯一それを抑止し得る恥という感情は、この場の異様な雰囲気が薄めてくれた。
 1年生への同情心と、理不尽を強いることへの抵抗感も、バットを叩き込むたびに小さくなっていく。叩かれる側から叩く側に回ったことへ慣れ始めているのだ。
 最初からスパンキングを楽しんでいた2年生が半分くらいしか居なかったのに対し、3年生はほぼ全員が最初から楽しんでいたが、その理由は、つまりそういうことなのだろう。別に2年生の半分がまともな性格をしていたわけではなく、単に、楽しみ方を知らなかっただけ。慣れてしまえば、みんな同じ。
 私も、気付いたら夢中でバットを振っていた。
 無抵抗の1年生にスパンキングしているうちに、気分が高揚してきて、バットを持つ手にますます力が入ったのだった。
 途中でまた3年生と交代することになった時は、まだ叩き足りないのに、と不満を覚えるほど熱くなっていた。
 3年生が体力を使い果たし、再び私たち2年生に出番が回ってきた時、戸惑いの表情を浮かべている子はもう2年生の中には居なかった。私たちは、威勢良く返事をしてバットを受け取り、1年生の尻をぶっ叩いていった。

 次の日、部室に集合した1年生の数は、前日の3割くらいになっていた。
 私たち上級生は、顧問の先生にお説教をされたけれど、それだけだった。謹慎処分とかは一切なし。奇麗事を吐いていた先生も、内心では困っていたようだ。
 1年生たちのお尻は、朝起きたら、スパンキングの直後よりも腫れ上がっていたらしい。あまりに痛がるので、グラウンド整備も球拾いもできず、仕方ないので、その日の練習では1年生たちを部室でずっと立たせておいた。ブルマに締め付けられるのも辛いと言うから、立たせている間、ブルマとパンツを膝まで下ろした状態にさせた。陰毛丸出しで直立しているのは恥ずかしいに決まっているが、それでも、お尻を解放された状態になったことは、どうやら彼女たちにとっては有り難かったようだ。

 その翌日から、1年生たちは、へっぴり腰ながらもなんとか練習ができるようになった。
 1年生が復帰してきても、人数が3割にまで減っていると、練習設備が圧迫されることはなく、私たち上級生は伸び伸びと練習できた。
 めでたしめでたし。

羞恥の服従ポーズ

 高校生の時、私は名門バレー部でしごかれる毎日を送っていました。
 結局、レギュラーになることはできず、3年間ずっと補欠でしたが、練習はレギュラーと同じく厳しいものでした。
 一番辛かったのは、やはり一年生の時です。2・3年生の時は、練習こそ厳しいものの、言ってしまえばそれだけです。先輩たちに雑用で扱き使われることはありません。練習で疲れ切っていても、寮に帰れば、好きなだけ休むことができます。
 一年生にはそれが許されません。寮では先輩の世話に追われます。そして、何か至らないところがあったら、お尻を叩かれるのです。どんな些細なことでも罰があります。

 寮の至る所に立て掛けてある精神注入棒で、思いっ切り叩かれると、飛び上がりそうになるくらいの激痛があるのですが、それよりも何よりも、お尻を丸出しにしなければならないことが辛かったです。
 先輩から罰を受ける際は、まず、自分で手近な精神注入棒を取ってきて、先輩に渡します。そして、寮では一年生は体操服にブルマ姿を義務付けられているのですが、そのブルマを膝まで下ろさなければなりません。次にパンツも同じく下ろします。すると、当然、股間が露出します。同姓しか居ない女子寮でのこととはいえ、恥ずかしくないはずはありません。
 最初の頃なんて、なかなかパンツを下ろすことができず、先輩に何度もビンタされて、ようやく動くことができたくらいです。
 何度か経験すれば、さすがにすぐ下ろすことはできるようになりますが、顔は真っ赤です。それもまあ、さらに10回近く経験すれば、あんまり赤くならなくなりますけれど、慣れたところで、恥ずかしいものは恥ずかしいのです。

 先輩に背を向けて、ブルマとパンツを膝まで下ろしたら、両手は頭の上で重ねます。羞恥の屈辱ポーズです。寮なので、あちこちに寮生が居ます。ふたりきりで罰が行われることはあまりありません。近くに誰かしら居ることが多く、恥辱が増します。意地の悪い先輩が居合わせたりしたら、露骨に笑ったりしてきます。屈辱的ですが、文句を言うことはできません。上級生に口答えするなんて、当時は考えられないことでした。
 で、そんな状態でお尻を叩かれるわけですが、先輩の気分によって、叩き方は色々です。大体の傾向として、気分の良い日は軽く叩くだけで、気分の悪い日はフルスイングというのはありました。
 思いっ切り叩かれた時は、その痛みによって羞恥心を一瞬だけ忘れることができるのですが、しかし、お尻を叩かれて顔を顰めている自分の惨めさに、すぐ気付くことになります。

 お尻を叩かれたからといって、パンツとブルマを上げて良いということにはなりません。先輩がお尻を軽くポンポンと叩いて合図するまで、服従ポーズのままで居なければならないのです。赤く腫れたお尻も、陰毛も、晒した状態です。両手は頭の上。
 意地悪な先輩に当たると、そのまま放置されてしまいます。そうなったら、先輩が帰ってくるまで、じっとしていなければなりません。屈辱の極みです。だから私は、お尻をポンポンと叩かれたら、いつも安堵のあまり泣きそうになっていました。

カンニングの罰でお尻叩き1

 私はカンニングをされました。自分がしたのではありません。後ろの席から覗かれただけです。示し合わせて見せたわけでもありません。勝手に見られたのです。
 しかし私は罰を受けることになりました。カンニングをした子と同じ罰です。見られる私に隙があったから、という訳の分からない理由でした。
 まあ、うちの学校では理不尽な懲罰はたびたびあることなのですが。
 とはいえ、今まで罰らしい罰を受けたことのない私には、あまりにも納得しがたいことでしたし、とても辛いことでした。でも大人しい系の私は、抗議する勇気もありませんでした。
 私はカンニング娘と一緒に生活指導室に呼び出されました。その子は一応私に謝りました。ただし、「ごめんねー」という軽い感じで、全く誠意が伝わりませんでした。伝わるもなにも、誠意なんてものがこの子には存在しないのでしょう。真面目な優等生である私とは、根本的に違う人間なのです。

 指導室ではパンツの上からお尻を定規で叩かれます。黒板に図を描くための1メートル定規です。それをお尻に叩き付けると、凄い音が鳴ります。自分で受けたことはありませんが、懲罰の瞬間を目にしたことはあります。音を聞くだけで私は身体をビクッと反応させてしまったものです。その時はまさか自分も体験することになるなんて思いもしませんでした。
 指導室には長机とパイプ椅子しかありませんでした。私とカンニング娘は、先生に指示されるまま、スカートを脱いでパイプ椅子に置き、長机に手を着いて、後ろにお尻を突き出しました。上はセーラー服を着た状態です。下はパンツ丸出し。
 カンニング娘の方はすでに何度か経験があるらしく、慣れた感じで言われた通りにしていましたが、私はそうもいきません。最初のスカートを脱ぐことすら、恥ずかしくてなかなかできませんでした。先生にビンタされて、ようやくスカートを脱げましたが、手を着いてお尻を突き出す際にも、またビンタをされるまで踏ん切りが付きませんでした。
 この時点でもう私は泣いていました。けれど先生は全く容赦してくれません。正直なところ、私はあくまでも覗かれただけなのだから、懲罰なんて形だけのもので、かなりの手加減をされるのではないか、と期待していたのですが、そんなことは全然ありませんでした。
 先生は中年の男性教師です。そこそこに可愛くて優等生の私を、これ幸いにと欲望の赴くまま存分に嬲った。そう思うのは穿ちすぎでしょうか。

カンニングの罰でお尻叩き2

 懲罰はカンニング娘から始まりました。
 叩かれるごとに自分で数を言わされます。声が小さいとその分は無効になるので、彼女は大声でカウントしていました。
 物静かな私はそんな大声を出したことなんてありません。音楽の授業でも、下から何番目かくらいの声量でしか歌ったことはないのです。果たして私の声で数を認めてくれるのものなのかどうか、不安でたまりませんでした。
 恐怖心も相当なものでした。肌を打つ鋭い音が指導室に響き渡っていたのです。それもすぐ隣で。私にとっては未知の痛みが待っているに違いなく、机に置いている手も、膝も、震えが止まりませんでした。
 カンニング娘は、11発目で「えっ?」と戸惑った声を上げました。どうやら、10発で終わると思い込んでいたようです。前にどんなことをして指導室送りになったのかは知りませんが、きっと、カンニングより軽い罪だったのでしょう。だから今回はそれよりも重い罰が下されたのだと思います。
 先生は「数はどうした!?」と言いながら、定規を叩き下ろしました。
 カンニング娘は少し呻いてから「12!」と言います。もうお尻の痛みは相当なものになっているようでした。
 しかし先生は容赦ありません。
「10までしか数えてないだろ! やり直し!」
 そしてまた定規の衝撃音です。
 カンニング娘は11から数え直しましたが、かなり辛そうでした。そして、20の後に、明らかな動揺を見せました。なんとか数は言えましたが、それも次の21までです。22を口にすることはできず、机に手を置いたまま膝を折り、しゃがみ込んでしまいました。お尻の痛みに耐えられなくなったのです。
「馬鹿野郎! さっさと立て!」
 先生は近くのパイプ椅子を蹴り飛ばして威圧しました。この時ほど教師を恐いと思ったことはありません。
 カンニング娘は先生を振り返りましたが、顔が涙でぐしょぐしょでした。彼女はずっと俯き気味だったので、いつから泣いていたのかは分かりませんが、私の目を気にしている余裕なんてとっくの昔に無くしていたのは確かなようです。
 彼女は泣き声で何か言いました。しかし感情が高ぶりすぎていて、まともな言葉になっていません。たぶん「もう無理です、許してください」とかそんな感じだと思いますが。
 先生は聞き入れることなく、怒鳴りながら彼女の首根っこを掴み、無理やり立たせました。
 懲罰の再開です。
 カンニング娘は、一発叩かれただけで号泣し始めました。
「数! 終わらせたくないのならずっと泣いてろ!」
 先生の言葉に彼女は号泣しながらも数えだします。ただ、やはり何を言っているのかよく聞き取れませんでした。まるで幼児の数え方です。けれど、さすがに先生もそこは見逃すことにしたようで、カウントを認めてくれました。
 滑舌の悪い声で「30!」と叫ぶように言うと彼女は再び崩れ落ちました。
 今度は追求されません。30で終わったのです。
 次は私の番でした。

スパルタ塾で受けたお尻叩きの思い出1

 小学六年生の夏。僕は、厳しいことで有名なスパルタ学習塾の合宿に参加した。私立の中学に通うためだ。
 クラスの中で中学受験をするのは、僕と、あと立花さんという女子だけだった。
 勉強ができるだけの根暗男子の僕とは違い、立花さんは明るくて運動もできて、クラスでは学級委員を務めていた。
 全くタイプの違う僕たちは、お互いが同じ私立を受験すると知っていながら、ほとんど接点を持たなかった。
 スパルタ学習塾の合宿で鉢合わせした時も「あ、来てたんだ」と立花さんに言われ、僕が「うん」と返すと、それ以降に会話をすることはなかった。
 他の塾生の話から、どうやら立花さんは元からこの塾に通っていたらしいことが分かった。そんなことすら知らないほど僕たちは疎遠だった。
 塾は山奥の合宿所で行われた。中学校や高校の林間学校として主に使われているらしい。
 バス停まで山道を歩いて30分以上は掛かる場所なので、なかなか逃げ帰ることもできない。夜にこっそり抜け出そうとしても、小学生の足では辿り着けるかどうか分からない。だからこそここが選ばれたのだろうと思う。
 合宿所に着くとさっそく授業が開始されたわけだけど、座る姿勢をいきなり大声で注意されて僕は震え上がった。大人がブチ切れているとそれだけで僕たち子供は恐ろしくてたまらなくなる。着いてから10分ほどで、とんでもないところに来てしまった、と思った。
 授業では次々に生徒が指名され、問題の答えを求められた。非常に高度な問題ばかりだったので、間違える生徒が続出し、そのたびに講師は鞭を使った。鞭と言うと大袈裟に聞こえるかもしれない。実際は前腕くらいの長さしかなくて、合唱の指揮棒みたいなものだった。本当にそうだったのかもしれないが、かなり酷使しても全く折れる様子がなかったので、やっぱりたぶん懲罰専用のアイテムなんじゃないだろうか。とにかくそれで不正解の生徒はお尻を叩かれた。
 細くしなる短い棒でしかないんのだけど、振ればビュッと音が鳴るし、見た目よりも遥かに強烈な痛みを与えてくる。僕たち合宿生には恐怖の象徴だった。
 立花さんはほぼ正解していたが、100パーセントというわけにはいかなかった。というより、そんな生徒はひとりたりとも存在しなかった。
 講師の質問に答えられなかった立花さんは、引きつった顔をしながらも、指示された通り教室の前へ行き、ホワイトボードに手を着いてお尻を後ろに突き出した。僕たち生徒の座っている方向へ、ということになる。まあ女子が罰を受けるのはその時点で何度も見ていたけれど、ハッキリ言って可愛い女子は居なかった。参加者30人全員の中でも、美少女と言えるのは立花さんくらいのものだった。
 これは男子みんなの共通認識だったと思う。だから立花さんが初めて不正解になった時、男子はちょっとエッチな気分になっていたのではないだろうか。少なくとも僕はそうだ。
 講師は若い男だったけれど、表面上は美少女の立花さんを全く意識していないように振る舞い、無造作に鞭を振った。
 スカートに包まれたお尻が打ち据えられると、散々聞き慣れた鋭い音が鳴った。立花さんは、他の生徒と同じく無言で耐えた。
 最初の授業で立花さんがお尻を叩かれたのはその1回だけだった。
 僕は2回。これでもかなり優秀な方だ。
 しかし最初の授業がまだまだ甘いものだったことを僕は思い知ることになる。
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