目撃したブルマー下ろし2 イジメの始まり

 イジメの始まりは可愛いものだった。いや可愛いなんて言うのはちょっとおかしいか。でも、泣き叫ぶまりもを複数の男子が押さえ付けながら犯している光景に比べれば、些細なことだとは言えるだろう。
 最初は、回すべきプリントを回さなかったり、給食の配膳でまりもだけ少なく盛ったり、その程度だった。おいおい小学生のイジメかよ、と言いたくなる程度のことだ。
 もちろん、やられた本人にしてみれば、この時点でも辛いのだろうが。

 族とも関わりのある本条香奈子が、これで満足するはずはなく、イジメはだんだんエスカレートしていった。
 俺はすべてを知っているわけではないが、たとえば、体育の授業でのことだ。
 体育だと、男子と女子は別々になるのが基本だが、たまには一緒に授業を受けることもある。
 だからこそ、それは実行されたのだろう。

 体育祭に備えて、男子も女子も、準備体操の練習をさせられていた。準備が目的であるはずの体操を、可能な限り見栄え良く実行できるよう、何度も繰り返し練習させられるのだ。
 馬鹿馬鹿しいにも程がある授業内容だった。教師からしてみれば、保護者や教育関係者も来ている体育祭で、だらだらした準備体操を見せるわけにはいかないのだろう。教師の見栄のために、楽しいはずの体育が、単調で面倒なものになってしまっていた。
 優等生の山川まりもはもちろん、俺も、他のクラスメイトも、真面目に準備体操の練習をしていたが、本条香奈子は、常にそうであったように、この時も取り巻き数人と一緒に体育をサボっていた。
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