目撃したブルマー下ろし4 尻丸出しでうつ伏せ

 まりもは慌てて立ち上がろうとした。せっかくブルマーを引き上げるために屈んでいたのだから、そのままブルマーとパンツを掴めばいいのに、と俺はその時 思ったものだが、しかし彼女の心情を察するに、剥き出しの尻を後ろに突き出している格好が我慢ならなかったのだろう。
 直立したことにより、太ももから足首までが一直線になった。取り巻きの女子はこの機を逃さず、太ももに止まっていたパンツを、ブルマーと同じ足首まで下ろした。

 まりもは右へ逃れようとした。本当はその場にしゃがみ込みたかっただろうが、取り巻きの女子から少しでも距離を取りたかったのだと思う。
 だが、取り巻きの女子は、まりものパンツを掴んだまま、離さなかった。
 そのせいで、まりもは、足首に止まっている自分のブルマーとパンツに足を取られ、前向きに倒れた。
 ここでようやく、取り巻きの女子は手を離し、本条香奈子に向かってピースサインをしながらグラウンドの隅へ戻っていった。
 まりもは尻丸出しでうつ伏せになっていた。足首に引っ掛かっているブルマーとパンツが、哀れみを増していた。
 さっさとブルマーとパンツを履けば良いものを、まりもは、肩を震わせて泣くことに忙しいらしく、起き上がる動作は遅かった。
 土まみれになったブルマーとパンツを履き直すまで、10秒以上は掛かったかもしれない。
 まりもはずっと泣いていた。肩を震わせながら体操をしていたし、その後、行進の練習に移っても、涙を流しながら行進していた。

 教師陣は、見て見ぬ振りをしていた。以前、本条香奈子の族が彼女を迎えに来て、そのついでにグラウンドをバイクで走り回って荒らしたことがあった。部活をしている生徒たちは逃げ回る羽目に陥ったわけだが、職員室から出てきて注意をする教師は居なかった。本条香奈子の彼氏が所属している族が、地元では有名な筋金入りの武闘派とはいえ、何とも情けない話だ。
 これで普段から弱気なんだとしたら、まあ仕方ないなとも思うんだけど、一般生徒には普通に強気で怒鳴ったりするもんだから、理不尽この上ないと思う。
 行進中に手を止めて涙を拭ったまりもに対して、「ちゃんとやれ!」と怒鳴り付けた教師の神経には、呆れ果てるしかなかった。

 その日から、イジメは一気にエスカレートし、一週間後、族の溜まり場に連れてこられたまりもは、フェラチオをさせられたらしい。
 そして一ヶ月後にはレイプされてしまったのだとか。
 人づてに聞いた話なので、どこまでが真実なのか、本当のところは分からない。確かなのは、まりもが不登校になったことだけだった。
 けどちゃんと高校は受験していて、今は普通に女子高生をやっているようだ。中学の同窓会でそう聞いた時、俺はホッとした。
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