羞恥の全裸罰8 涙の土下座

 私はその様子を横目で見ていました。正座の状態で真っ直ぐに前を見ていなければならなかったので、そうするしかなかったのです。
 しかし、男子部の部長を痛め付けていたOBは、その矛先を私にも向けてきました。
「おい、お前!」
 いきなり呼ばれて、私はすぐに反応することができず、しかも、間抜けなことに「え?」と聞き返してしまいました。
 OBのビンタが飛んできます。
「も、申し訳あり――」
 謝罪の言葉を言い終える前に、またビンタです。さらに往復ビンタが4回 繰り返されました。
「男子部の部長が土下座してんのに、なにを自分は関係ないですって顔してんだ!?」
 そう言われて私は即 土下座しました。
「申し訳ありません!」
 文句を言われないよう、額を畳に擦り付けます。
 直後、後頭部に重みが加わりました。柔らかいけど重いもの。最初は何がなんだか分かりませんでしたが、すぐに見当が付きました。OBの足です。
 畳の宴会席ですので、靴で踏まれることはありませんでしたが、中年男の蒸れた靴下で後頭部を踏まれるくらいなら、いっそ土足の方がマシだったかもしれません。
 女子部は健闘したというのに、どうしてこんな扱いを受けなければならないのか。あまりに悔しくて、涙を堪えることができませんでした。
 OBの足が退けられ、顔を上げることを許されると、往復ビンタが待っていました。
「なにを泣いてる!? 反省してたら泣くことなんてできないはずだ!」
「は、はい、申し訳ありません!」
 謝罪しても、さらにビンタされました。
 全く手加減がないので、頭がクラクラしてきます。
「お前らみたいな出来損ないの後輩を見てると、酒が不味くて飲めたもんじゃねえよ。もうお前らなんて知らんから、隅で立ってろ」
 OBは、吐き捨てるように言いました。
 私と男子部の部長は、「はい! 立たせて頂きます!」と声を揃えて返事をしました。
 ただ立たされると言っても、もちろん、全裸でのことです。OBは何も言いませんでしたが、確かめるまでもないことでした。
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