女教師による生理検査

 あたしのクラスの体育を担当している女教師は、まだ教師3年目の若手だけれど、滅茶苦茶 厳しい。
 授業中に雑談なんてしようものなら、すぐにビンタが飛んでくるし、すべての授業にはノルマが設定されていて、それをこなせないと、放課後に居残り特訓をさせられる。体育の苦手な子は、毎回のように居残りでしごかれている。
 まあ、あたしは体育が得意なんで、そういう心配はないのだけれど、しかし辛いことはある。
 生理日だ。その日はさすがに休むことを許されていて、居残りをさせられることもない。鬼の女教師も、一応は女性ということか、生理だけはちゃんと配慮してくれる。しかし、休ませてもらうためには、本当に生理であることを証明しなければならなかった。

 先輩から聞いた話では、前に、体育をサボりたいがために生理と偽った女子がいて、そのせいで、女教師は生理の申告に神経質になっている、らしい。見学を申し出る女子が妙に多いので、疑い半分に検査をしたら、ナプキンもタンポンも着けていない子が何人も居た、ということのようだった。
 それ以来、生理で体育を見学する時は、体操服に着替えて、体育教官室に出向くことになった。
 そこで、ブルマを膝まで下ろすと、女教師は、パンツのゴムに指を引っ掛け、ぐいっと引っ張り、中を覗き込んでくる。ナプキンが汚れていることを確認できれば、それで終わり。運悪く、見にくかったりした場合は、パンツを下ろされてしまうこともある。
 この確認は、去年までなら、ブルマを膝まで下ろすだけで良かった。パンツから羽が生えていれば合格だったのだ。
 けれど、ここでもやはり、生理じゃないのにナプキンを着けて誤魔化している子が居て、今のやり方になってしまった。
 それが発覚した時の女教師の怒りようは、凄まじいものがあったらしい。
 その女子は、クラスメートの前で、数え切れないくらいの往復ビンタを受け、耐えられず崩れ落ちても、無理やり引き起こされ、さらにビンタの嵐が続いたんだとか。
 まあ、女教師からしたら、一度騙されて、確認を強化した後、さらにまた騙されたのだから、ブチ切れてしまう気持ちも分からなくはない。
 女教師は、その女子のブルマとパンツを膝に止めさせたまま、体育の授業が終わるまでずっと立たせていたらしい。男子はグラウンドで、女子は体育館だったから、そこには女しか居なかったわけだけれど、しかし丸出しの下半身を晒すのは死ぬほど恥ずかしいことに違いはない。その女子は、泣き喚いて許しを求めたが、女教師はビンタで応じるだけだったようだ。
 生理でもないのにナプキンを着けて見学を勝ち取る方法は、当時、裏技として知られていて、他にも何人かの女子がやっていたのだけれど、見付かったのは彼女ひとりだけで、羞恥の罰を受けたのも彼女だけだった。不運としか言い様がない。

 以降、体育の授業中、その女子は常にひとりで行進練習をすることになった。
 女教師曰く、「そんなに体育が嫌なら、参加してもらわなくて結構!」ということだった。
 その女子は、あたしのひとつ上の先輩だ。あたしが教室で授業を受けている時に、ふと窓越しにグラウンドを見ると、女子の集団から離れて延々と行進をしている彼女の姿が目に入ることがある……。
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