SMレズ女子寮18 特別扱いの1年生

 私が入寮して次の日に、また新しい1年生が入寮してきました。ひとりだけです。昨日 入った1年生で全員だと思っていたので意外でした。
 その子は高坂早希という名前で、背中の真ん中くらいまで伸ばしている黒髪が綺麗な女の子です。

 早希ちゃんが寮の中に足を踏み入れた時、私はちょうど玄関の掃除をしていたので、彼女を案内することになりました。案内というか、早希ちゃんを連れて食堂に行き、そのへんにいる先輩に報告するだけなんですが。

 早希ちゃんは物静かでした。あまり笑ったりしません。
 普通、初対面の人に対しては、少しくらいの愛想笑いはするものだと思いますが、早希ちゃんはそういうことをしない子のようです。
 かといって、物怖じしている様子もありません。
 ただ単に必要以上の会話が面倒臭い、という感じです。本人がそう言ったわけではないのですけれど、態度からするとそんなところだろうと思います。

 こんな調子では先輩たちに大変な目に遭わされるかもしれない、と私は他人事ながらハラハラしていましたが、それは無用な心配のようでした。
 先輩に引き合わされた早希ちゃんは、私に対する時と同じように、冷淡な対応をしていましたが、なぜか先輩たちは文句を言わず、どころか、まるでお気に入りの後輩を出迎えているかのような態度を取りました。
 早希ちゃんは無愛想なのに、先輩たちはにこやかだったのです。
 近くにいた私たち1年生は呆然となりました。

 早希ちゃんは、先輩からビンタの洗礼を受けることなく、お尻叩きの洗礼も受けることなく、その後も、当たり前のように特別待遇を享受しました。
 私たち1年生は、複雑な気持ちを抱きながら早希ちゃんを見ていました。
 どうやら早希ちゃんは、こうなることがあらかじめ分かっていたようです。だからこその無愛想な態度だったのでしょう。
関連記事
このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿

エロ小説カテゴリ
RANKING
アダルトリンク
メールフォーム

名前:
メール:
本文: