覗き魔のレイプ目撃談1

 僕の家の近くには小さな公園がある。交通の便が悪く、ほとんど利用者は居ない。夜になると尚更 静かになる。
 でも、ごくたまに、カップルが入っていく。暖かくなってくると彼らの出現頻度は少し高まる。
 その目的は明白。野外セックスだ。
 たくさんの木で囲まれているこの公園は、野外プレイに最適なのだ。
 それに気付いた僕は、寒さに耐えられない時期を除いて、公園に通うのが日課になっていた。高校から家に帰るとしばらく時間を潰して、そのあと公園の茂みに隠れるのだ。
 カップルの野外セックスに遭遇できる確率は、そう高くなかった。高校3年間の合計でようやく二桁に届く。その程度だ。

 それでも僕は公園に足を運んだ。生のセックスを目撃できるのは何よりの悦びだった。獣のようにお互いの身体を貪り合うカップルを覗きながらのオナニーは、最高に気持ち良かった。
 ひたすら待つのもそんなに苦痛とは思わなかった。茂みにゴザを敷いて寝転がりながら携帯ゲームで遊んでいれば、いくらでも待っていられた。
 そうやってゴロゴロしている時に、間近でレイプ事件が起きたことがあった。高校3年の春の出来事だった。

 被害者は女子高生だった。彼女は、全国的にも有名な進学校の制服を着ていた。
 部活をしているのか、予備校に通っているのか、彼女はいつも夜9時くらいに公園を通り抜ける。この日もそうだった。
 けど、いつもと様子が違った。しきりに背後を気にしながら、早足で歩いていた。不穏な気配を感じ取っていたのかもしれない。
 しかし確信を持つまでには至らなかったようだった。
 もし自分が襲われることを完全に予期していたなら、とっくに全速力で走っていたはずだ。そしてその場合はおそらく助かっていただろう。無事に処女のまま家に帰ることができ、初めてのキスも初めてのセックスも、好きな人と成し遂げることができただろう。
 現実は非情だ。
 突然、後ろから男二人が物凄い勢いで女子校生に迫っていった。
 彼女がそれに気付き、慌てて走り出した時には、もう手遅れだった。恐怖で足が思い通りに動かなかったようで、酷い走り出しだった。
 とても逃げ切れない、と僕は思った。そしてそれはすぐに現実となった。

 女子高生は、男の一人に腕を掴まれると、強引に引っ張られ、転倒した。男は腕を掴んだまま彼女を茂みに引き摺り込んでいった。
 僕が隠れていた場所のすぐ近くに彼らが来たので、僕は、自分が見付かるのではないかと少し心配になった。
 まあ、僕の居た場所は、絶好の隠れポイントであり、しかも、時間を掛けて枝やら葉っぱやらで偽装工作までしていたので、結局 最後まで見付かることはなかったのだけれど。
 ただそれでも、ほんの数メートル先で強姦が始まったものだから、とても冷静ではいられなかった。
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