ふたなり女子校2 射精検査

 勃起したふたなりペニスの先端に、加藤先生は、手の平サイズの紙片を載せていった。
 これは、精液試験紙と呼ばれるもので、もし数時間以内に射精をしていたら、色が変化するようになっている。
 つまり加藤先生は、私たちが朝起きてから今までに射精していないかどうか、検査しているのである。

 この学校に来てまだ一ヶ月しか経っていない私たちは、厳しい射精管理の下に置かれていた。セックスに及んで妊娠したら面倒なことになるからだ。
 ふたなりペニスで妊娠できた事例はまだないらしいが、なにしろ、ふたなり化そのものが謎だらけなので、管理側としては、万が一を恐れているのだろう。
 だから私たちは勝手に射精することを禁止されている。
 早い段階で感染し隔離されてきた子たちの中で、問題を起こしたことのない子であれば、見境なく膣内射精には及ばないであろうということで、特別に許可を貰えるのだけれど、少なくともここで一年を過ごしてからの話なので、私にはまだまだ先のことだ。

 加藤先生は、列の左から右へと順々に紙片を載せていき、端まで行くと、最初の子に戻り、載せたばかりの紙を回収していった。
 私たちとほぼ同じ時期にこの学校へ赴任してきた加藤先生は、最初の頃、この検査をひどく嫌がっていた。
 気味の悪いふたなり少女たちのペニスには、たとえ間接的にでも触れたくはない、と同僚にはっきりと言っていた。私たちの目の前で。
 それに対して、同僚の教師は、「誰でも最初はそうですけど、すぐに慣れますよ」と言ってなだめていた。
 隔離されてきたばかりで傷心の私たちは、加藤先生の言葉にも、同僚教師の言葉にも、強いショックを受けた。ふたなり化した女性は、人間として扱って貰えないのだ、と肌で感じた。
 ではどういった扱いなのか。それは、この検査でよく分かることだと思う。家畜を並べて順番に処理していくようなやり方が、加藤先生の気持ちを表している。
 高校一年生の女子34人が、上半身にセーラー服を着たままスカートを外し、ブルマとパンツを膝まで下ろして、股間を丸出しにしているというのに、加藤先生はまるで興味がなさそうだった。私たちは性欲の対象ではないのだ。先生からすれば、女子高生に似た気持ちの悪い何かでしかないのだろう。

「おい、なんだ、これは」
 加藤先生は、私のふたり手前で止まり、精液試験紙を持ち上げた。色が白から青に変わっていた。数時間以内に射精をした証拠だ。
 追求された子は、震えながら口を開いた。
「そ、その、寮で同室の先輩に、無理やり……」
 それを聞いて、私は、ああ、と思った。よくあることなのだ。嫌がらせとか、性的に望まれたとか、理由は色々だが、罰を恐れて嫌がる後輩を強引に射精させてしまう先輩は、たまにいる。
「言い訳するな!」
 加藤先生は、怒鳴り付けながら、その子の頬を平手打ちした。そして、私たち全員に向かって大きな声を上げた。
「連帯責任! ケツ出せ!」
 私たちは「はい!」と返事をして、身体を反転させ、壁に手を着き、お尻を突き出した。
 ブルマを膝まで下ろしているので、生尻を晒していることになる。恥ずかしくないわけはないが、もたもたしていたら追加の罰を科されるかもしれないので、私たちは機敏な動きでお尻叩きの姿勢を作った。
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