ふたなり女子校3 スパンキング指導

 横列の右端の子が、「お願いします!」と大声を発した。その一秒後には、肌を打つ強烈な音が廊下に響き渡る。
 右端の子は、間髪入れず「ありがとうございます!」と言った。若干 上擦った声だったような気がするが、幸いにも咎められることはなかった。
 それからも、「お願いします」という声と、「ありがとうございます!」という声が、次々に聞こえてきた。だんだん私の方に近付いてくる。

 私も、周りの子も、壁に手を着いた姿勢で、じっと自分の番を待っていた。
 隣の子が「ありがとうございます!」と、叫ぶような声で言うと、数歩分だけ足音がして、私の真後ろで途切れた。

 私は、他の子たちと同じように、「お願いします!」と大声を上げた。
 次の瞬間には、臀部に衝撃を感じた。鋭い痛み。
 加藤先生は、全力で竹刀を振るっているという感じではないが、それでも、肌を打ち据えられると、飛び上がりたいくらいの痛みが襲ってくる。
 体罰のプロとも言える加藤先生は、おそらく、私たちがどれくらい痛いかを把握した上で、こうしたスパンキングを行っているのだろう。もし、全力で叩かなければ痛みを与えられないのだとしたら、きっと全力で竹刀を振り下ろしている。加藤先生はそういう先生なのだ。
 私は、お尻に手を当てたい欲求を必死にこらえ、壁に着いている手に力を込めながら、「ありがとうございます!」と言った。

 しかし、私への尻ビンタはこれだけじゃ終わらなかった。
「声が小さい! もう一回!」
 非情にも加藤先生はそう怒鳴り付けてきたのだった。
「お願いします!」
 やけくそ気味に私は声を張り上げる。
 加藤先生は、さっきと寸分違わぬ位置に、再び竹刀を叩き付けてきた。
「……あ、ありがとうございます!」
 あまりにも痛くて、お礼の言葉が遅れてしまい、結局、私はさらにもう一度お尻叩きを受けた。合計で三発だ。
 二発以上叩かれた子は私以外にいない。こんなのはいつものことだった。

 私は、加藤先生に嫌われているのである。
 転校当初、私は反抗的な生徒だった。それが原因で、加藤先生の怒りを買ってしまい、こうして特別扱いを受けているというわけだ。
 今の私は、とっくに諦めの境地に至り、もう反抗的な態度なんて全く取らなくなったというのに、加藤先生は、未だに執念深く私に嫌がらせをしてくる。
 悔しくて仕方のないことだけれど、無力な私は、加藤先生の溜飲が下がるまで、すべてを受け入れるしかないのだった。
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