お嬢様とM男2 人間便器

「なーんか暇なのよねえ」
 椅子に座っているあたしの足元で、全裸に蝶ネクタイを着けただけのM男が、正座をしている。勃起したペニスからは、すでに先走り液が溢れ出していた。
「芸でもやってよ」
 言いながらあたしは足の指でペニスを突っつく。
「は、はあ、芸ですか……」
 M男は、背筋を真っ直ぐにしてあたしを見上げていた。よがる許可を与えられていないので、いくら気持ち良くても、勝手に喘ぐことはできないのだ。
 足でペニスを弄ばれることによって彼が感じているのは、間違いないことだろう。ペニスの先端から、止め処なくカウパー腺液が滲み出ているのだから。
 ペニスに纏わり付かせているあたしの足指も、少し濡れてしまった。

「そうねえ、また人間便器でもやってみる?」
「い、いえ、それだけは、どうかご容赦を……」
 さすがのM男も、浣腸された上で肛門と口をホースで繋がれるのは、かなり嫌なようだった。彼が責めに耐えきれず泣いてしまったのは、後にも先にも人間便器になった時だけ。それほどの責め苦なのである。
 スカトロ趣味のないあたしも、人間便器になっている彼を見て、ドン引きしてしまったわけだけれど。なんでもかんでもノリで実行すべきではない、という良い教訓だった。
 滅多な言葉では動じないM男だけど、あたしが人間便器を提案すると、あからさまに狼狽えるので、それだけでもやってみた価値はあったかも、とは思う。
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