肛門医の愉悦 4話 アナル触診

官能小説投稿・アナル専様

 あまり長く感触を楽しんでいると看護婦に怪しまれてしまうかもしれないので、治療に移ることにする。薄いゴム手袋を嵌めて、自分の指に塗り薬を付ける。これを排便のたびに山根さんのアヌスに塗っておけば、そう遠くないうちに完治するだろう。
 アナル表面に薬を塗っていくと、また山根さんの肛門は収縮を繰り返した。塗り薬の冷たさに反応しているのかもしれない。表面をぬるぬるにし終わった俺は、肛門に人差し指を立てた。これから中に突っ込むのだ。そうしないと、内部まで薬を塗れないからな。
 肛門の感触から何をされるのかを察したのか、山根さんの身体全体が硬くなったような気がした。しかし俺は構わず指を肛門に沈めていった。
 人差し指を肛門はいとも容易く受け入れた。ウンチに比べれば遙かに細いのだから、まあ当然の結果ではある。人差し指が塗り薬でぬるぬるになっているおかげで、摩擦もほとんどない。
 たまに肛門は俺の指を食い締めてきた。俺の指を意識するあまり、自然とそうなってしまうのだろう。
 第二関節まで埋まった指を俺は軽く回してから、少しずつ引き抜いていく。指先まで戻したら、また第二関節まで侵入する。それを繰り返している間、山根さんは何度か呻き声を漏らした。彼女が声を上げるたびに、肛門がきゅっと窄まる。別に痛みを感じているわけではないだろう。もちろんアナル官能を得ているわけでも決してない。排泄器官を抉られる感覚に思わず反応してしまったというところだろう。
 指を執拗に往復させていると、直腸から腸液が溢れ出してきた。といっても、そう多い量ではない。俺が自分の指に塗った薬液よりもずっと少ないくらいだ。しかし指のぬめりは明らかに増している。山根さんのアナル粘膜は確実に腸液を分泌している。そうやって直腸への刺激を少しでも和らげようという身体機能が働いたのだ。
 膣口は全く濡れる気配がなかった。アナル快楽は一切感じていないらしい。まあ、それが普通だ。山根さんは、肛門に出入りする指を、ただただ気持ち悪く思っていることだろう。そして、時折ねちゃっと鳴る水音が、恥ずかしくてたまらないはずだ。アナル収縮が彼女の羞恥を教えてくれている。
 俺はわざと音がなるように指を微妙に捩りながら抜き差しをしていた。ひたすら無言で指を動かす。ゆっくりと、単調に。飽きることはない。許されることなら、1時間でも2時間でもそうしていたいと心から思う。しかしそんなことはできない。あくまで薬を塗っているという建前なので、そう長くはできない。
 しばらくしてから俺は完全に指を抜いた。

 人生の中でも最良と言える十分間は、あっという間に過ぎ去ってしまった。まあ、山根さんにはこれから一週間に一度は俺の変態性欲を満足させるために通院してもらうので、また一週間後に同じことができるのだが。本来なら、通院の必要はない。薬は自分で塗れるし、そもそも大した病状でもないのだ。しかしこれでさよならをするのは惜しいので、まだ診察を続ける必要がある、とか適当なことを言って、通院させることにしたのだった。基本的に患者はこういうことで医者を疑ったりはしないので、楽なもんだ。看護婦はなにやら複雑そうな顔をしていたような気もするが、おそらく気のせいだろう。
 山根さんが帰っていくと、俺はトイレに駆け込んだ。そして勃起したものを慰め、山根さんの肛門を思い出しながら精を放出した。
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